書籍「不登校そうだんしつ」出版

あべが思うこと

世界

 
 
たまには、
 
お子さんの“世界”につきあってみて下さい。
 
 
朝は寝ていて、
 
昼過ぎに起きてきたと思ったらスマホばかり見ていて、
 
学校へは行かず、勉強をするわけでもないのに、
 
 
「大学へ行きたい」
 
と、お子さんが言ったとします。
 
 
そこで
 
「だったら学校へ」と、言う前に
 
「まずは勉強を」と、あきれる前に
 
 
お子さんの“世界”につきあってみて下さい。
 
 
 
大学へ行きたいのなら、
 
「だったら学校へ」「まずは勉強を」という段階を経るのは
 
当然といえば当然でしょう。
 
 
しかし、それはボクら“オトナの世界”での「当然」。
 
 
子どもたちの世界では
 
違う「当然」があるのかもしれません。
 
 
 
オトナが、当然だと信じて疑わないことでも
 
子どもたちの世界では、全く違う価値観を持っているかもしれません。
 
 
 
「だったら〜」「まずは〜」と反応する前に、
 
「なぜだろう?」「どうしてだろう?」と聞いてみて、あるいは考えてみて下さい。
 
 
「なにをおかしなことを言っているんだ」という批判的な「なぜ?」ではなく、
 
「子どもの世界を知ってみよう」という純粋な「なぜ?」で問うて下さいね。
 
 
 
今のオトナの当たり前が、当たり前でなくなる時代が訪れる可能性は高いです。
 
 
また、子どもの語る夢のような話や、非現実な話が、
 
当たり前になる時代が来るかもしれません。
 
 
オトナが「そんなの無理に決まってる」と子どもに投げた言葉を、
 
近い将来で撤回することになるかもしれません。
 
 
 
そもそも未来のことは、誰にもわからないのです。
 
そして、誰にも未来の予想ができないほど、膨大な情報が加速しながら流れていく時代になっています。
 
 
だとすれば、
 
オトナの知る狭い世界で、
 
子どもの持つ広い世界を、せばめないようにしてあげましょう。
 
 
視野や可能性を広げる、というのは
 
そういうことですね。
 
 
お子さんの視野や可能性は広くしてあげたいものです。
 
視野が狭くなり、可能性を失っていくことは、残念です。
 
視野が狭くなり、可能性が失われていく中で
 
回復をして元気になって活動をする、というのは難しいです。
 
 
 
お子さんが
 
 
学校へ通っていなくても、
 
勉強をしていなくても、
 
そのわりに発言だけは「?」と感じても、
 
いったん、その世界につきあってみて下さい。
 
 
どんな世界なのか、
 
教えてもらうつもりで、つきあってみて下さい。
 
 
 
「いや、それとこれとは別だろう」
 
「そうはいっても、今の生活じゃマトモに生きていけない」と思う保護者の方がいるかもしれません。
 
 
そんな方こそ、
 
いちど、お子さんの世界を純粋にのぞいてみて欲しいなと思います。
 
 
お子さんの視野や可能性を広げるため、というよりも
 
まずは、
 
ご自身の視野や可能性を広げてみるために。
 
 
 
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