書籍「不登校そうだんしつ」出版

お知らせ

'14/06/22 不登校生・保護者向け 講演・懇親・個別相談会

2014.06.22

「不登校生・保護者向け 講演・懇親・個別相談会」、
無事に終了しました。

参加されたみなさん、
それから、準備からイベント最中から片づけまで奔走して頂いた「いばしょクラブ」関係者のみなさん、
そして、
「必ず成功させたい」という強い想いから緊張の日々で当日を迎え、
終了後は抜け殻のようになっていた「いばしょクラブ」リーダーの、ひかるさん、ルカさん、本当に、お疲れさまでした。

みなさんにとって、
何か1つでもプラスとなる時間であったならいいなと思っています。


展示された作品たちが、参加者をお出迎え。

先日にブログで募集したものです。
ひとつひとつを眺めても、全体を眺めても、どう見ても飽きませんでした。
圧巻でしたね、素晴らしかったです。


司会の美空さんが、
文字通りの美しい声で開会を宣し、開始。

最初はボクがお時間を頂きました。



いちおう自分の話なので簡単に内容を書きますね。

お伝えしたかったことを一言で表せば、
「ひとりじゃない」ということでしょうか。
保護者の方もそうですが、
実はお子さんも、保護者さえいれば「ひとりじゃない」と。

二三言で言えば、
・ご自分の持つ愛情を確認して欲しい。そうすれば行動面は後からついてくる。
・出会いや縁を大切にして欲しいし、求めて欲しい。
・トンネルに出口は確かにあるが、ひとりで出口を目指す必要はない。
・不登校は短所ではない。現象であり意思表示。
・無理やり学校へ行かせようとして人を傷つけた経験を、今でもボクは背負っている。
という感じです。


次に、安達学園の日馬先生、そして不登校経験のある生徒さんと保護者さまがお話をされました。

やはり体験を聴くというのは貴重でしたね。
理屈抜きで、参考になる部分が多かったのではないかと思います。

最後に歌が披露されたときには、参加者の涙をすする様子があちらこちらで見られました。


次に、
「いばしょクラブ 映画部」の発表ご挨拶。

ブログを継続して読んで下さっている方でも、
「映画部」など、初耳ですよね。

高校生を含む「経験者メンバー」で発足します。
昨日は、高校生2名を含む中心者3名が、みなさんの前で想いを語りました。
簡単に言えば「映画をつくる」のですが、
ボクが色々と書くよりも、彼らの正式な“声”をお待ち下さい。近々でお知らせできると思います。


さて、イベントについては、
この後、「個別相談」「懇親会」と続いたのですが、
申し訳ないことに、写真が1枚もないのです、すみません。

いずれ何らかの形で、どなたかがご報告をするかもしれませんが、
一言でいえば、
あちらこちらで様々な懇親がされていて、とても熱気を感じました。

悩みの最中にいる方が、
こうした「つながり」によって、少しでも
前向きになったり、気持ちが楽になったり、参考になったり、
なにかしらプラスになっていればいいな、と。

参加者は65名、お手伝いスタッフが20数名、
全体的に、にぎやかな雰囲気だったように思います。
あと、お父さまの参加者が以前よりも増えましたね。
また、お子さん同士で仲良くなっていたりもして、微笑ましかったです。


最後に、個人的な報告をオマケとして。

今回は、すでにお会いしたことのある方を多くお見かけしました。
個人的には、「一度きりで縁が切れるかもしれない」と思いながらいつも人と接するようにしていることもあり、
「再会」とか「またお会いできた」というのは嬉しいです。

「悩みが続いている」と解釈すれば「嬉しい」という表現は失礼なのですが、
少なくとも、悩みが続いている間だけでも、つながってはいたいと思っています、
あくまでも個人的な気持ちでしかないですが。

“再会組”の方々の中には、
お見かけしたものの、結局は挨拶もできずじまいになった方もいて、そこは残念でした。

で、オマケの本題です。

そんな“再会組”の中に、
「あれ、お子さんはもう『不登校』じゃないですよね」という方がいらっしゃいました。

確かにかつては「不登校」で悩まれていましたが、
もう今は違いますよね、という保護者の方です。

そうした保護者の方と会うのは、
また違った意味で嬉しいものです。

らんぼうに言えば「いったい何をしに来たんだろう」ともなるのですが、
“不登校卒業組”として、懇親などでお話されている方々を見ると、
少々感慨深いものがありました。

いつかの記事で書きましたが、
「不登校」をきっかけにした「つながり」が、
その後、「不登校」とは無縁になっても続いていって欲しいなという気持ちはあります。

もちろん、そこは個人の自由です。
「復学をしたら、もう「不登校」という言葉すら忘れたい」という気持ちがあっても
なんら不思議なことではありませんし、
こうしたイベントやオフ会は、必ずしも友達づくりだけを目的としているわけでもないですし、
それに共通点があるからといって、誰でも友達になれるわけでもないですし。

なので、あくまでも個人的な気持ちとして、です。
いつまでも、つながっている方々を見ること、
あと、未だにボクともつながっていて下さるのは、
単純に嬉しいです。

で、オマケの本題の本題はこれからになるのですが、
ちょっと記事がまとまらなくなってきたので、続きは後日に書きますね。
ちょっと1つの記事として、書きたい内容ですので。
もったいぶるような形で、すみません。


あらためまして、
昨日のイベントは無事に終了しました。

参加されたみなさん、関係者のみなさん、実行委員とも言える「いばしょクラブ」リーダーのお二人、
そして、
会場には来られずとも、応援して下さった方々も、

ありがとうございました。


※「作品たち」の動画です、会場にいるつもりでどうぞ※