子どもの「学校へ行きたくない」に大人ができること(講演は無事に終わりました)
2021.09.11
先日、神奈川県横浜市の六角橋地域ケアプラザで行われました講演は無事に終わりました。
会場&オンラインという形式でして、参加者との物理的な距離はありつつも、それでも熱心に聞いていただけているような感覚があり、心の距離は遠くなかったのかなと思っています。
おかげで話しやすかったです、主催者のみなさんを始め、本当にありがとうございました。
講演のタイトルは
《子どもの「学校へ行きたくない」に大人ができること》
実は、このタイトルは主催者さまが決められたものですが
「親」じゃなくて「大人」という点に目が留まりました。
親だけではなく一般参加者むけの講演だから「大人」にしたのか
親をひとりの大人ととらえてのことなのか
その意図はわかりませんでしたが、親ではなく大人の視点をちょっと意識して話をさせていただきました。
お伝えした結論は「子どもを否定しないこと」。
簡単そうで難しいことだと思っています、それこそ「親」であれば、なおさら。
しかし、今の子どもたちに与えたいものの1つは「安心安全の環境」だと思っています。
それは不登校に限らず、日本の子どもたちは安心安全とは言えない社会で生きているのかもしれないという点をお伝えしました。
これはもう「大人」の責任でしょう。
今の「大人」が目指すものは、本当に子どもたちにとって良いことなのでしょうか。
子どもを否定する資格など「大人」には無いのかもしれません。
そんなことを投げかけさせていただきました。
また不登校の子どもにとって、その心の傷を回復させるための条件ともいえるのが「安心安全の環境」です。
「安心安全」を感じられてこそ、次のステップへ進める子が大半です。
その「安心安全の環境」は、子どもの立場からすれば「否定されない環境」ともいえます。
「否定されない」こそ
自分の意見を持つことができる、自分で意見を伝えることができる、失敗もできる、安心して生きていける、安心して自分らしさを育むことができる。
いまいちど「大人」の取り組みとして「子どもを否定しないこと」。
その大切さを、いくつかの側面からお話ししてみました。
想いだけでも伝わっているといいのですが^^;
その後は質疑応答の時間でした。
事前のご質問はスライドに映しながら
オンラインでのご質問はチャット(コメント)をいただきながら
それが終わってからは、会場でご質問をいただく。
様々な形式で、なかなか便利な時代になったと感じました。
というわけで、無事に終了しました。
実は、一般の講演にお招きいただくのは、かなり久しぶりでしたので心配も多かったのですが
ひとまず無事に終えられたことは、主催者さまや参加者のみなさんに感謝しきりです。
主催された「はなまといる」さま、ありがとうございました。
参加された方も、ありがとうございました。
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