書籍「不登校そうだんしつ」出版

あべが思うこと

機嫌をとる

機嫌をとろうとしないほうが良いです。

 

けど、
本人に不機嫌でいられると、なかなか落ち着かないですよね。
本人がイライラしていると、こっちもイライラしたり、あるいはビクビクしたり、お互いに居心地が良くありません。

 

なので、
不機嫌なときには、当然、機嫌が良くなってもらいたいですね。

 

本人だって、
不機嫌でいるよりも、機嫌が良いほうが過ごしやすいでしょう。

 

だったらやはり、
機嫌は良くなってもらいたい。

 

しかし冒頭で書いたように、
機嫌をとろうとは、しないほうが良いですね。

 

機嫌をとるのではなく、
結果として、不機嫌が治まればいい。

 

機嫌をとろうとせずに、
機嫌を良くしてあげる、つまり過程を大事にして下さい。

 

機嫌をとろうとするのではなく、
違うイメージで接するなり、動いてあげて欲しいと思います。

 

そもそも、
なぜ不機嫌になっているのか、なぜ機嫌が治らないのか、

あるいは、
なぜ機嫌が良くなるのか。

 

不機嫌な理由は些細なことだったりします。
お腹が空いたとか、ヒマだとか、眠たいとか、あるいは、嫌なことを思い出したとか。

 

そんな機嫌が良くなる理由も、些細なことだったりします。
話を聞いてくれたとか、ゴハンが美味しかったとか、あるいは、ちゃんと謝ってくれたとか。

 

機嫌をとろうとするのではなく、
話を聞いてあげたり、美味しいゴハンを食べさせてあげたり、思い当たることがあればきちんと謝ったり、
そういう過程を意識して欲しいなと思います。

 

不機嫌だからといって、
機嫌をとるようにとるように接すると、かえって機嫌を損ねることもあります。
「そういうことをして欲しいんじゃないんだよ」という声が聞こえてきそうです。

 

些細なことで、しかし、こちらの具体的な言動で、
不機嫌は治まることが多いです。

 

あまり機嫌をとろうとしすぎないで下さいね。

ちょっとイメージの話でわかりづらかったかもしれませんが、

なんとなく伝わればなと。

 

ただ、最も多いケースは、
「不機嫌そうに見えるだけ」だったりします。

 

見た目は不機嫌なままでも、心の中の機嫌が良くなっていることも多いはずです。

 

見た目が不機嫌のままでも、
心の中の機嫌が少し良くなってくれば、ほうっておいて大丈夫ですよ。