書籍「不登校そうだんしつ」出版

あべが思うこと

継続

ボクのブログなどを読んで、
「ああそうか、よし、心がけてみよう、やってみよう」と思う。

だけど、
数日すると、つい続かなくなってしまう。
そしてまたボクのブログを読んだりして、

「心がけてみよう、やってみよう」と思う。

けどまた
数日すると、つい続かなくなってしまう。
と、
こんなことの繰り返しなんです、というご相談を受けました。

「私もそうだ」と思う方もいらっしゃりそうですので、
ひとつ、お伝えしておきますね。
「どうして私は、継続ができないのだろう」と悩む方へ、
ひとつ、お伝えしておきますね。

お伝えしたいのは、
おそらく、
みんなそんな感じだということです。
「続かない、続けられない」
「ついつい同じことを繰り返してしまう」

間違いなく、
似たような方が多いと思います。特にお母さま。

だから、あまり落ち込む必要などないと思います。
みんなそんな感じなんですから。

1回の決意で続けられる人ばかりだったら、
ボクだって、ブログの記事を1回くらい書けば、もう用はなくなるはずです。
みんな簡単には続かないものです、ボクも含めて。

「ああ、またやってしまった」なんてことは
多くの方が思いながら過ごしているものです。

みんなだらしない、ということではなく、
そういうものだ、ということでしょう。

ある言葉をキッカケにガラッと変わる、ということは確かにあります。

けど、
ある言葉をキッカケに進んだり、だけどまた戻ったり、
また進んだり、そして止まったり、また進んだり、
そういうことの方が多いでしょうし、それが自然なのだと思いますし、
決して、自分を責めるようなことではありません。

ずっと以前に
「三日坊主歓迎」というような記事を書いた記憶がありますが、
三日も続けば、三日分は自分をほめていいくらいではないかと。

「ついついやってしまった」と思うでしょうけれど、
それが実は自然なことだからこそ、
ボクはいつまでもブログを書くわけですし、
「つながり」がいつまでも続いて欲しいと思うわけです。

3歩進んで2歩さがる、というフレーズもありますしね。

かつては止まることなどなく頑張り続けていたのかもしれませんから、
ここにきて「2歩さがる」を学習して頂くのもいいのではないかな、と。

進んだり戻ったり、止まったりまた進んだり。
それもまた「継続」の1つの形だと思います。

「やってみよう」と思ったのに続かなかった。
それはそれで良し、気づきを得て決意しただけ良し、またやってみれば良し、
くらいに思ってみましょう。

そうやって自分を責めずにいられたときに初めて、
お子さんの「行こうと思っても行けない」という気持ちに
少し近づくことができるかもしれません。