書籍「不登校そうだんしつ」出版

お知らせ

'17/07/22 セミナー&ランチ会@横浜

2017.07.22

本日はセミナー&ランチ会でした。参加されたみなさん、お疲れさまでした。

 

 

今回は、一方的にボクが話す形をとったため、なかなか内容が多かったかと思います。

どれか1つ2つでも持ち帰って頂ければと思って話してみましたが、ちょっと試みとして内容をザッと書き出しておきます。

 

参加された方には復習にして頂き、参加されていない方にも何かしらのキーワードがヒントになればなと思いまして。

 

【自己紹介】

ここは文字通りなのですが、ボクの現在の立場や経歴をお伝えしました。「不登校」のセミナーなどを開催している根拠になればと思いまして。

 

【不登校が「解決」するということ】

何をもって「解決」なのか。学校へ通うことが「解決」なのか。親にとっての「解決」なのか、本人の気持ちはどうなのか。

 

【子どもにとっての「解決」】

「気持ち」が「解決」しない限り、それは解決ではない。ひとりひとり違う。誰かのケースは「参考」にはなるが、同じではない。

 

【「回復」というイメージを】

「解決」ではなく「回復」というイメージが大切。そして心身の回復をまずは優先させたい。回復をすれば必ず動ける。

 

【「回復」のためには「休ませる」】

「学校を休ませる」ではなく「心を休ませる」ということが重要。学校を休んでいても心を休められていないケースは多い。

 

【心を休ませるとは】

ストレス、プレッシャー、嫌なこと、等を減らすこと、または、それらが少ない場所を作ること。ストレスを「なくす」ことも大事だが「減らす」イメージの方が取り組みやすい。

 

【「受容」「共感」について】

「ありのままを受け入れる」の本来の意味とその難しさ。簡単そうで最も難しい行動のひとつなので、ここは頑張る。

 

【「受容」「共感」のポイント】

「今」を大事にすること。「今」というタイミングに「味方」と感じさせてあげられるかどうか。

 

【状況を受け入れる、現実を受け入れる、ということについて】

「受け入れる」とは悲観することでも自分を責めることでもあきらめることでもない。「状況」を知る、ということ。

 

【「ストレス」と「リラックス」】

ひとつずつストレスを減らし、ひとつずつリラックスを増やすことが大切。一気にどうにかしようとしない方が良い。

 

【「ストレス」と「リラックス」の場面】

様々なケースを例示しながら、それが本人にとって「ストレス」なのか「リラックス」なのか確認。

 

【ひとりひとり違う】

個性も、進路も選択肢も、ひとりひとり様々。大人が思いつかない選択肢を子どもが選ぶこともある時代。

 

という感じでした。

こんな書き方をされても、よくわからないかもしれませんし、逆に、そんなことはないかもしれませんが、いちおう試みとして。

 

セミナーの後は、ランチ会でした。

締め切りが遅かったこともあり、人数が30名ほどと多かったので、途中で席替えとして「高校生(男子)」「高校生(女子)」「中学生」「小学生」と、お子さまの年代別にテーブルをわけました。お子さまの世代や状況が近いことで、話しやすい部分が出たかもしれないですね。

 

いつも思うことですが、ランチで色々と話したり聞いたりするだけでも、プラスは大きいだろうと感じています。参加されたみなさんが、それを自覚されているかどうかは抜きにしても、明らかに表情や声のトーンが数時間前と変わっているのは、よくわかります。

 

というわけで、無事に終了しました。お疲れさまでした。ありがとうございました。