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不登校生の親の学びの集い「おやまなび」

あべが思うこと

ちょっと待つ

声をかけてあげること、は大切です。

 

聞いていないような顔をしていても聞いていますし、

子供たちの耳には確実に届きますので。

でも、

時には、

声をかけないこと、も大切です。

正確には、

声をかけるのを、ちょっと待ってみる、ということ。

 

我が子ですから、

一挙手一投足が気になるのは当然です。

 

子供がピクっと動けば、

自分もピクっと動いてしまうのは自然なこと。

 

ですが、

 

子供がピクっと動いただけで、

 

どうしたの、何するの、何がしたいの、言ってごらん、さぁさぁ、さぁさぁ、

 

なんて声をかけすぎてはいけません。

 

それが親心であっても、

 

子供たちにとっては

「見張られている」ような感覚になってしまいます。

 

声をかけようと思ってから、数秒だけでも待ってみてあげる方が、

子供たちは意思表示がしやすくなり、動きやすくなります。

 

また、

 

よかれと思って何かをしてあげることも、

 

ちょっと待った方が良かったりします。

 

「ノドが渇いた」と言ったからといって、

 

いそいそとサイフを取り出してスーパーへ行ってジュースを買ってくる、

そんな必要はありません。

 

まだ「ジュースを飲みたい」なんて言っていませんし、

そもそも「ジュース」が飲みたいのかどうかわかりませんし、

 

もしかしたら、

「買ってきてもらえないかな」と頼もうとしていたかもしれないですし、

それとも、

自分で買いに行こうと思っていたのかもしれませんし、

大した意味もなく言ってみただけかもしれません。

 

よかれと思っても、

 

何か言おう、何かしよう、と感じてから、

 

ちょっと待ってみるだけで、ずいぶんと子供たちの動きも変わってきます。

 

「何も言わなきゃ、グズグズと何もしないから、こっちがやってあげなきゃいけないんです」

 

と悩まれている方もいらっしゃるでしょう。

 

でも、

 

「グズグズ」のように見えて、

実は「心の準備」をしていることもあるんです。

 

ボクたち大人でもそうですけど、

例えば、

「知らない人」に対して「挨拶をしてきて」と言われて、

 

すぐにスッと挨拶に行ける人もいれば

ちょっと時間をかけて落ち着いてから行く人もいますし

なかなか足が向かない人もいるでしょう。

 

心の準備、に要する時間は

人によって、状況によって、変わってくるもの。

 

ちょっと待つ、ことを忘れて

あれもこれもと言ってしまう、やってしまう、ことは

 

心の準備ができていない状態なのに、

そこへ水をさしてしまうことになりかねないんです。

 

“準備中”なのに、

冷たい水をバザっとあびせてしまっては、

あらためて準備をすることは難しいですし、

いわゆる、気持ちの整理がつかない、ということになってしまいます。

 

知らない人に挨拶をしてきて、と言われて、

ゆっくりと深呼吸、息をスゥーっと吸ったところで、

突然その人の目の前まで、いきなり抱っこされて運ばれてしまったようなもの。

 

もう息をすることすら、しんどくなってしまいます。

 

なので、

 

ちょっと、ちょっとだけでもイイので、待ってみるようにしてあげて下さい。

 

スゥーっと吸った息を、ハァーっと大きくはきだすまで待ってあげていれば、

自分の足で、挨拶へ向かうのかもしれないんです。

 

イメージとしては、やっぱり、

 

「後ろから見守る」、ですね。

 

子供の背中を後ろから見ていて、

 

ちょっと動いたからと言って、

先回りなんかしなくてイイんです。

 

よかれと思って、

前に回って引っ張ったりしない方がイイんです。

 

動いても、動かなくても、まずは後ろから見ていてあげて下さい。

 

何か言いたくなったら、ちょっとだけ待ってみて下さい。

自分の方が先に動きたくなっても、ちょっとだけでイイので待ってみて下さい。

 

子供がコチラを振り返ったときに、

きちんと目を合わせてあげれば、それでイイんです。

 

子供がコチラを振り返って、

「コッチへ来て」とサインを出したときに、

全力で駆けつけてあげればイイと思うんです。

 

ちょっと待ってみて大丈夫です。

 

たぶん間に合いますから