書籍「不登校そうだんしつ」出版

あべが思うこと

キャッチボール

「会話」のことを、「言葉のキャッチボール」と言ったりします。

 

キャッチボールをするときには、

ちゃんと、キャッチしてから、ボールを投げて下さいね。

 

あたり前じゃないか、と言われそうですが、

そう、あたり前ですので、ちゃんとキャッチして下さい。

 

ちゃんとキャッチして、

しっかりとキャッチして、

キャッチしたかどうか確認をするくらいキャッチして、

もう一度だけ確認するくらいキャッチして、

 

投げるのは、それからにして下さい。

 

いきなりボールを打ち返したりしては、いけません。

 

ちゃんとキャッチして下さい。

 

そして、投げるときには、

相手がキャッチしやすいボールを投げて下さい。

 

たとえ相手が、取りづらいボールばかり投げてきても、

だからといって、やり返したりはせず、取りやすいボールを投げて下さい。

 

相手が、ちゃんと投げてこないからといって、

キャッチボール中に、そっぽを向いていてはいけません。

 

せっかく投げてくれたボールに気づかないでいると、

ボールは、そこらへんを転々とするだけで、投げた相手は残念な気持ちになります。

 

投げられたボールは、ちゃんとキャッチして下さい。

 

キャッチするのが苦手な方はいると思います。

うまく投げるのが苦手な方もいると思います。

 

でも、

「ちゃんとキャッチしよう」とする気持ちや、

「キャッチしやすいところへ投げよう」という気持ちは、

いずれ相手も“キャッチ”してくれるはずです。