書籍「不登校そうだんしつ」出版

あべが思うこと

失敗

お子さんに、「失敗をさせないように」と頑張りすぎなくてもイイと思います。

誰だって、なにかしら、失敗はしますから。

頑張って頂きたいのは、

 

失敗したときに、ゴチャゴチャ言わないこと、です。

 

一緒に残念がるのはイイと思います。

 

無理に笑ったり、平気な顔をしたり、ということがストレスになるくらいであれば、

そこまでしなくてイイと思います。

 

お子さんが失敗をすれば、保護者の方だって残念でしょうし。

 

ですが、

 

ゴチャゴチャと言うのは、やめてあげて下さい。

 

ゴチャゴチャと言われると、

 

失敗する可能性のあることに取り組めなくなったり、

オトナの言うことに全く耳を貸せなくなったり、

また、

「残念がらせてはいけない」と思い過ぎて、

無理をしてしまったり、ウソをついてしまったり、

 

とにかく、あまりイイ方向へは進みません。

 

わざと失敗しているわけではないですからね。

 

「わざと失敗しているわけではない」

「失敗したくて失敗しているわけではない」

「いちばん残念なのは本人だろう」

 

そう思ってあげることが、

「信じる」とか「見守る」とか、そういうことの一部分だと思います。

 

「ウチの子を信じる」と言いながら、

 

「信じてたのに、なんで失敗したの、裏切られた」などとゴチャゴチャ言うのは、

信じてる姿にはならないのではないかな、と。

 

では、失敗したときに、

どんなことを言ってはいけないのか、言わないようにすればイイのか。

 

あえて、「ゴチャゴチャ」と抽象的に書きました。

 

どんなことを言わないようにすればイイのか。

 

それは、保護者の方が、

「自分が失敗したときに言われたらイヤだな」と思うセリフや態度が、

参考になるのではないでしょうか。

 

自分が「わざと失敗したわけではない」のに、

言われたらイヤなセリフ、とられたらイヤな態度、を

ちょっと、想像してみるとイイかもしれません。

 

保護者の方が「イヤだな」と思うことは、おそらく本人もイヤですよ。

 

親子ですからね、

その辺は、似ているような気がします。