書籍「不登校そうだんしつ」出版

あべが思うこと

カタツムリ

ある人が地面にカタツムリを見つけました。
銅像のそばにたたずむその姿を、
特に気に留めることもなく、その場を去りました。

次の日、同じ銅像のそばに来たところ、
昨日のカタツムリが銅像の上まで登っていたのでした。

動いているとは思えない、
そんな遅い動きのカタツムリでも、
ゆっくりゆっくりと進んでいるのだと、その人は気がつきました。

ゆっくりゆっくりとでも進めば、
あんなに上まで行けるのだとも気がつきました。

「たゆまざる
歩みおそろし
かたつむり」
という句があります。

ゆっくりでもいいんですよね。
カタツムリのような生き方も、
素敵だなと思ったりします。