書籍「不登校そうだんしつ」出版

あべが思うこと

どうなってほしいのか

お子さんが不登校になると、
そのことが、悩みごとや考えごとの大半を占めるようになるかもしれません。
それは、自然なことだと思います。

「学校へ行って欲しい」
「どうすれば学校へ行くのか」
そのことばかりが頭を巡るのは、仕方がないです。

でも、時には視点を変えてみて下さい。

「学校へ行って欲しい」以前には、どんなことを願っていましたか。

伸び伸びと育って欲しい、
健やかに成長して欲しい、
やりたいことをやれるようになって欲しい、
人の役にたって欲しい、
周りから愛される人になって欲しい、

などなど、そんなことを願いながら、
子育てを頑張ってこられたのではないでしょうか。

ならば、その視点で見てあげてみましょう。

「学校へ行って欲しい」だけにとらわれず、
それよりも前に抱いていた気持ちに基づいて、接してあげてみて下さい。

学校へ行くか行かないかは、あくまでも「過程」です、
「こうなって欲しい」という最終目的でもありません。

もっと前の気持ち、もっと先のこと、
それらを、時には思い返してみましょう。

さて、あらためて、
お子さんには、どうなって欲しいですか?