一人ひとり違う不登校の経験を聴く|西東京市・ぽくるーむで進行役
対談・パネルトーク/地域の学習会|2022年10月8日
2022年10月8日、西東京市の不登校などで悩む子どもの居場所「ぽくるーむ」さまが主催した学習会で、不登校経験のある若者とのパネルトークの進行役を務めました。
学習会のタイトルは、「子どもの心の声が聞こえますか?〜不登校経験の若者の話を聞いてみよう〜」。
ボクがこの場で大切にしたのは、自分の考えを先に伝えることではなく、まず経験者本人の言葉をできるだけ丁寧に聴くことでした。
開催概要
まず、経験者本人の言葉を聴く
ファシリテーターとしてまず意識したのは、ボク自身の考えを先に話すのではなく、経験者の皆さんにできるだけ多く話してもらうことでした。
同じ不登校経験者であっても、不登校に至った経緯も、家庭や学校の環境も、そのとき感じていたことも、今の考え方も、一人ひとり違います。
「不登校経験者はこう考える」と一つにまとめるのではなく、それぞれの経験や気持ちを丁寧に聴きたいと思いました。
安心して話せる場をつくるために
率直な気持ちを話してもらうためには、話しやすい場であることも大切です。
質疑応答では、答えづらい質問や、話すことで苦しくなる可能性のある内容もあります。そのようなときには、無理に答えてもらうのではなく、質問の言葉を少し変えたり、本人が答えやすい形に言い換えたりしながら進行しました。
話したくないことまで、無理に話してもらう場にはしない。そこは、進行役として大切にしました。
一方で、経験者の皆さんが伝えようとしていることが参加者にも分かりやすくなるように、必要なときには短く言葉を補いました。ただし、本人の話をボクの解釈に置き換えないことも大切にしました。
経験者の話から学んだこと
経験者の皆さんの話から、それぞれがさまざまな経験を経て、どのように少しずつ元気になっていったのかを聴き、ボク自身にも多くの学びがありました。
そして何より、自分の経験を多くの人の前で話そうとしたその勇気と姿勢に、頭が下がる思いがしました。
当日は、不登校だった時期だけでなく、その後にも悩みや壁にぶつかることがあると、率直に話してくれました。
そうしたことも含めて話してくれたことが、この会の大切なところだったと思います。
地域のさまざまな視点が集まる場
当日は、保護者だけに限らず、地域からさまざまな立場の方が参加していました。
参加者の視点が多様だったことで、さまざまな質問や話題が出ました。
そうした質問に、経験者の皆さんが一生懸命答えていた姿も印象に残っています。
ボクが一人で話す講演とは違い、経験者本人の言葉と、地域の方々の問いから学ぶことの多い時間でした。
不登校の経験は、一つではありません。だからこそ、「不登校経験者はこう考える」と決めつけるのではなく、一人ひとりの言葉を丁寧に聴くことを大切にしたい。
今回の学習会は、進行役であるボク自身にとっても、学びの多い機会になりました。
お話しくださった皆さん、そしてこのような場をつくってくださった「ぽくるーむ」の皆さんに、改めて感謝しています。
お子さんの学習や進路について
阿部伸一が代表を務める株式会社REOでは、不登校の子どもを対象に、個別指導、家庭教師、オンライン家庭教師、進路相談を行っています。
お子さんの状態や目標に合わせて、学習と進路を一緒に考えます。
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