学校に行く・行かないで子どもを決めつけない|国立市公民館で講演
公民館主催の教育講座2024年6月8日開催
2024年6月8日、東京都国立市の国立市公民館が主催する教育講座に、講師としてお招きいただきました。
テーマは、「子どもが『学校に行きたくない』と言ったとき、大人ができること」です。
学校に行く・行かないで子どもを評価しないこと。そして、親だけでなく地域の大人も、一人ひとりの子どもに関わっていくこと。今回は、その大切さをお話ししました。
開催概要
学校に行く・行かないで、子どもを決めつけない
この講座で大切にお伝えしたのは、学校に行っているかどうかで、子どもを「いい子」「ダメな子」と分けないことです。
学校に行くことが正しく、行かないことは間違い。あるいは、学校に行っていれば、それだけで大丈夫。そんな見方になっていないかを考えていただきたいと思いました。
学校に行っている子にも、行っていない子にも、一人ひとりに目を向けてほしい。登校の有無だけで判断するのではなく、その子自身を見て、思いや困りごとに耳を傾けることが大切だとお話ししました。
子どものサインに気づき、話を聴く
子どもが困ったり悩んだりしているとき、そのサインを見逃さないこと。そして、本人の話を聴くこともお伝えしました。
登校しているかどうかだけで結論を出すのではなく、本人の話を聴き、何に困っているのかを知ろうとする。そうした関わりを大切にしてほしいと思っています。
ただ、その役割を親だけに求めたいわけではありません。保護者自身も、大きなストレスや悩みを抱えていると感じているからです。子どものサインに気づき、話を聴くことを、親だけの責任にしない。そのことも大切にしたいと思っています。
親だけでなく、地域で一人ひとりの子どもに関わる
当日は、保護者だけでなく、地域の方も参加されているとうかがいました。そのことも踏まえ、自分の子どもだけでなく、第三者として子どもに関わる大切さもお話ししました。
子育てを親だけが担うものとし、子どもの悩みを受け止める役割まで家庭に集中させてしまわないこと。親以外にも、子どもの話に耳を傾ける大人がいてよいのだと思います。
自分の子どもでなくても、困ったり悩んだりしている子の話を聴く。地域の大人が、一人ひとりの子どもに関わっていく。そんな関わりのできる地域社会になっていけば、という思いをお伝えしました。
学校に戻ることだけを、目標にしない
講演では、国の方針についても触れました。学校に戻ることだけを目標にするのではなく、学校以外で学ぶことも含めて、子どもの学びを考える方向へ制度が整えられてきていることをお話ししました。
学校に通うことを否定するのでも、通っていない子どもを否定するのでもなく、その子に目を向けて、学びや成長を考える。ボクは、それは自然なことだと思っています。
制度についての補足(記事作成時に確認)
講演当時より前の2019年10月25日付の文部科学省通知でも、登校という結果だけを目標にせず、本人が進路を主体的に考え、社会的に自立することを目指す方針が示されています。また、一人ひとりの状況に応じて、学校以外を含む多様な教育機会を確保することにも触れています。
子どもに目を向ける地域社会へ
学校に通っているかどうかで子どもを評価するのではなく、その子が何に困り、どんな思いで過ごしているのかに目を向ける。そして、その役割を親だけに背負わせず、地域でも関わっていく。
今回の講座では、そんな大人の関わり方をお伝えしました。ボクも、一人ひとりの子どもに目を向けることの大切さを、これからも伝えていきたいと思います。
お招きくださった国立市公民館のみなさま、ご参加くださったみなさま、ありがとうございました。
お子さんの学習や進路について
阿部伸一が代表を務める株式会社REOでは、不登校の子どもを対象に、個別指導、家庭教師、オンライン家庭教師、進路相談を行っています。
お子さんの状態や目標に合わせて、学習と進路を一緒に考えます。
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